ブルーベリーの健康メリット11

ブルーベリーは、ノーザンハイブッシュ系の花をつける低木になるベリーで、クランベリーやビルベリー、リンゴンべリー、ハックルベリーなどがなる木と非常に近い。ブルーベリーのメリットの多くは、ポリフェノールなどベリー類に含まれる様々な植物成分によるものだ。

「ポリフェノールは体内のフリーラジカルを相殺する役に立つ強力な抗酸化物質です」と、ホープ。「ブルーベリーはポリフェノールの一種、アントシアニンが豊富で、心臓の健康をサポートすることがわかっています」RELATED STORY絶対に従ってはいけない、根拠のない健康アドバイス35ADの後に記事が続きますhttps://f0715f6c5ae7e66a1a99456c3fd5e896.safeframe.googlesyndication.com/safeframe/1-0-38/html/container.htmlhttps://f0715f6c5ae7e66a1a99456c3fd5e896.safeframe.googlesyndication.com/safeframe/1-0-38/html/container.html

また、ビタミンCなどビタミン類も豊富で、「免疫機能の健康をサポート」し、繊維質の供給源でもあるから「健康な腸内細菌を支える役に立ちます」と、ホープは加える。

ブルーベリーは非常に用途が広いので、そのメリットを取り入れやすい。研究では、1日3分の1カップ、1回分で80g食べれば病気のリスクが減ると示唆している。

「ポリッジやサラダ、スムージーに加えたり、ヨーグルトに混ぜたり、冷凍してヘルシーなスナックにすることもできます。また、チアシードと合わせてブルーベリージャムを作るのもいいですね」

これらはヘルシーな食生活にはブルーベリーを加えたほうがいい、ほんのいくつかの理由に過ぎない。以下、科学的根拠のあるブルーベリーの11のメリットをチェックしてみて。

1:栄養成分が非常に豊富

ブルーベリーの栄養成分は感動的。いくつかのビタミン類やミネラル類の優れた供給源で、150g中に、ビタミンCとマグネシウムの1日の必要摂取量の約4分の1、ビタミンK1の必要摂取量の3分の1以上が含まれている。また、ビタミンEとビタミンB6、銅も少量だが含まれている。

2:腸にいい

ブルーベリーは、腸の健康に役立つ繊維質も豊富。潰瘍性結腸炎など腸の炎症から腸を守り症状を緩和する効果があり、スウェーデンのルンド大学工学部の研究では、その保護効果はブルーベリーをプロバイオティクスと一緒に食べることでさらにアップすることがわかった。「繊維質は1日あたり30g摂ることが推奨されており、1回分80gのブルーベリーには約1.5g含まれています」と、ホープ。

3:強力な抗酸化物質を含む

ブルーベリーの主なメリットのひとつは、抗酸化物質が豊富なこと。抗酸化物質は体をフリーラジカルから守る。フリーラジカルは環境的ストレスや加工食品に反応して体内の細胞から生成される廃棄物で、心臓病やガン、リウマチや脳卒中といった病気に関係していると言われている。

ブルーベリーは全果物や野菜の中でもっとも多く抗酸化物質を含む食品のひとつ。ブルーベリーの主な抗酸化物質はポリフェノールの一種であるフラボノイドだ。サウスダコタ州立大学の研究によると、ブルーベリーを冷凍すると抗酸化物質の効果が高まるという。

ブルーベリー

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4:DNAのダメージを減らす

フリーラジカルによる酸化ストレスはDNAを損傷し、老化を促進したり病気を悪化させたりする。抗酸化物質が豊富なブルーベリーはフリーラジカルがDNAにダメージを与えるのを防ぐのに役立つ。学術誌『Carcinogenesis』に掲載された研究では、ブルーベリージュース1リットルを2週間飲んだところ、フリーラジカルによるDNAの酸化ダメージが20%減ったことがわかっている。

5:心臓病のリスクを低減

イギリスのイースト・アングリア大学が6ヵ月間にわたって行った研究によると、ブルーベリーを毎日150g食べると、心臓血管病のリスクを最高15%減らすことがわかった。研究者は、心臓病や脳卒中、糖尿病のリスクを著しく高める症状であるメタボリックシンドロームを持つ治験者の「血管の機能や動脈壁の硬化が持続的に改善した」と報告している。「これは、ブルーベリーには、レッドやブルーの色の元であるフラボノイドで、アントシアニンと呼ばれる天然成分が豊富なためではないかと思われる」と、研究主任のアイディーン・キャシディー教授は述べている。

6:脳の機能を保護

イギリスのペニンシュラ医科歯科大学によると、ブルーベリーなど植物化学物質が豊富な食品は、老化に関連した短期的および長期的記憶障害を食い止めるのに効果的だという。具体的なメカニズムはまだわかっていないが、ブルーベリーに含まれるフラボノイドが、学習や記憶を司る脳の部分である海馬の特定の経路を通してシグナルを送るようタンパク質を活性化することがわかっている。

学術団体「American Chemical Society」が行った研究では、初期の記憶力低下が見られる70代のボランティアグループに2ヵ月間毎日、市販のブルーベリージュースを2〜2.5カップ飲んでもらったところ、飲まなかった対照グループと比較して、「学習と記憶力テストに著しい改善」が見られた。「こうした仮の記憶の研究からわかったことは励みになるもので、ブルーベリーを日常的に補給することは、神経変性を未然に防いだり軽減したりするアプローチになるのではないか」と、レポートは述べている。

ブルーベリー

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7:集中力を促進

イギリスのレディング大学の研究によると、ブルーベリーは集中力や記憶力を著しく向上させる。実験参加者は朝、ブルーベリーが200g入ったスムージーを飲んでから注意力テストを受けた。午後になると、スムージーを飲んだ人の知力は、飲まなかった対照グループより15〜20%高かった。ブルーベリーに含まれるフラボノイドが脳への血流を増やし、細胞の生存と成長に不可欠なシグナル経路に作用したからだと考えられている。ADの後に記事が続きますhttps://f0715f6c5ae7e66a1a99456c3fd5e896.safeframe.googlesyndication.com/safeframe/1-0-38/html/container.htmlhttps://f0715f6c5ae7e66a1a99456c3fd5e896.safeframe.googlesyndication.com/safeframe/1-0-38/html/container.html

8:血糖値をコントロール

ブルーベリーには150あたり15gの糖分が含まれているが、研究室の実験ではブルーベリーに含まれるアントシアニンが、インスリン感受性を向上させることによって血糖値をコントロールする役に立つと示唆されている。インスリン耐性がメタボリックシンドロームと2型糖尿病のリスクを高めるところで、有効なインスリン感受性がそのリスクを低減する。また、ブルーベリーは、炭水化物たっぷりの食事の後、特定の消化酵素をブロックし、血糖値の急上昇を低下させる効果があることもわかっている。

9:コレステロールの酸化防止

ブルーベリーに含まれる抗酸化物質は細胞とDNAを保護するのと同様に、体内のLDL(悪い)コレステロールが酸化するのを防ぐのに役立つ。酸化したLDLコレステロールは心臓病の原因になるので、これは重要だ。オクラホマ州立大学が8週間にわたって行った研究では、毎日50gのブルーベリーを食べると、LDL酸化が27%低下した。

10:血圧を下げる

ブルーベリーを食べることが血圧低下に関係し、心臓を守る効果があることがいくつかの研究からわかっている。高血圧は心臓病のリスクの主要因だ。上記と同じオクラホマ州立大学の研究では、研究者が参加者の血圧を8週間にわたって計測したところ、4〜6%の低下が見られた。

11:筋肉の回復を助ける可能性も

さらなる研究が必要ではあるが、初期の研究の段階では、ブルーベリーは激しいワークアウトの後の筋肉の回復をスピードアップする役立つことが示唆されている。専門誌『Journal of the Independent Society of Sports Nutrition』に掲載された小さな研究で、ワークアウトの前と後にブルーベリーのスムージーを飲むと回復期を加速させることがわかっている。